NATOのマルク・ルッテ事務総長と握手をするチョ・テヨル外交部長官(左)=2日(現地時間)、ベルギー・ブリュッセル、外交部
[アフメットジャヴァ・アイスル]
北大西洋条約機構(NATO)のマルク・ルッテ事務総長が2日(現地時間)、チョ・テヨル外交部長官との会合で、韓国に防衛産業協力を要請した。
外交部によると、マルク・ルッテ事務総長は、2日、ベルギーのブリュッセルNATO本部を訪問したチョ・テヨル長官との会合で、「NATO加盟国との協力はもちろん、NATO自体との防衛産業にも協力してほしい」と話したという。
チョ・テヨル長官は、「実務協議を通じて実践可能なことから協力を拡大していこう」と提案した。
同日の会合は、チョ・テヨル長官のNATO外相会議に先立って行われた。NATOは4年連続で韓国・日本・オーストラリア・ニュージーランドなど、インド太平洋のパートナー4カ国(IP4)を外相会議に招待した。
マルク・ルッテ事務総長は、IP4との協力の重要性について強調した。さらに、昨年実施した「北朝鮮軍事協力関連ブリーフィング」など、韓国の情報共有について評価した。
チョ・テヨル長官は、昨年から推進しているの韓国とNATOの情報共有チャンネルの構築を早期に完了するために、NATO側に要請した。
さらに、「ウクライナの終戦を協議する間にも、ロシアと北朝鮮の軍事協力は直ちに中断されるべきである」とし、「終戦の過程で見せた北朝鮮の誤った行動に対し、いかなる補償もしてはならない」と強調した。
チョ・テヨル長官は「ウクライナが早期に平和を取り戻すために、昨年4億ドル支援を行った。今年からは20億ドル規模の中長期支援を行う計画だ」と明らかにした。
aisylu@korea.kr