
韓国電子通信研究院の研究チームが、高速で走るバスの中で超高速インターネットサービスを可能にする「移動ホットスポット・ネットワーク」技術をテストしている
「今の100倍!」
今後、地下鉄とKTXで利用できる無線LAN(Wi-Fi)の速度だ。
韓国電子通信研究院(ETRI)は、1ギガ(Gbps)でのデータ転送を可能にする「移動ホットスポット・ネットワーク(Mobile Hotspot Network、MHN」 技術を開発した。この技術は、ミリ(mm)波帯による移動用バックホールでギガ級速度を提供する技術で、従来のワイブロ(WiBro)基盤の移動無線の100倍の速度でデータを転送できる。安定度も優れている。
同院は6月30日、基地局車から移動用車両にHD級映像と500Mbpsの動画データを1キロ以上にわたって途絶えなく転送するテストに成功したと発表した。今回テストされた技術は、広帯域幅を活用しており、数百人の乗客に同時にHD級の動画を配信できると説明した。

ETRIは基地局車から移動用車両にHD級映像と500Mbpsの動画データを途絶えなく転送することに成功した
同院のチョン・ヒョンギュ所長(通信インターネット研究所)は、「場所に関係なく移動体通信サービスが保障される真の意味のユビキタス環境が構築された。今後、KTXといった高速移動手段の中でギガ級のモバイル・インターネットを利用する道が開かれた」と説明した。
コリアネット イム・ジェオン記者
韓国電子通信研究院
jun2@korea.kr