「所安タツノオトシゴ」成体を確保して孵化した稚魚を育てる方法の人工増殖を行い成功した国立公園管理公団=国立公園管理公団
[ホ・ソミ、キム・ウニョン]
絶滅危惧種の「所安(ソアン)タツノオトシゴ(仮称)」の固体数を安定的に維持できる方法が見つかった。
「所安タツノオトシゴ」は2012年、全羅南道莞島郡所安島で見つかった。その後、新種候補に指定され、生息地の特性や生体情報を究明する研究が進行されている。
国際自然保護連合(IUCN)が 危急 (VU)あるいはデータ不足 (DD)に評価している、「所安タツノオトシゴ」の増殖のために、国立公園管理公団は成体を確保して孵化した稚魚を育てる方法の人工増殖を行い、成功したと29日明らかにした。
また、「所安タツノオトシゴ」2ペア4匹で行った実験で、雄1匹当たり約25~50匹(月1回)の稚魚放出に成功し、生存率も約68%に至ったと伝えた。
多島海海上国立公園事務所のイ・ギュソン所長は「所安タツノオトシゴを生息地に放す活動を通じて、海洋生態系を健全な状態に回復させ、所安島が絶滅危惧種の生物の安息所になれるよう努力する」と述べた。
eykim86@korea.kr