[ソ・エヨン、キム・ウニョン]
[映像=青瓦台 YouTube]
韓国の高速鉄道(KTX)の新列車「イウム(EMU―260)」が5日、運行を開始した。
同列車は、動力装置を車両に分散させて搭載することで、多数の車両が動力を持つ「動力分散方式」の高速列車である。客車が増えることと、短距離でも加減速が可能となるのが特徴。二酸化炭素(CO2)の排出量が既存の列車の70%、車の15%にすぎない低炭素列車でもある。
移動時間が短縮される効果もある。ソウル市と慶尚北道・安東市間の所要時間は、2時間ほどで、これまでより1時間54分短縮される。ソウル市と忠淸北道・慶尚北道間の所要時間も2時間以内。
同列車の試乗が4日、江原道の原州駅で行われた。文在寅(ムン・ジェイン)大統領が参加。
文大統領は、鉄道について、21世紀の経済と社会発展の中心であるとし、韓国政府が推進しているデジタル・環境分野の育成や雇用創出を目指す「韓国版ニューディール」を後押しする力でもあると強調した。
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