科学技術

2025.05.08

写真は、「2024年度夏季防災気象業務開始宣言式」の様子=2024年5月14日、ソウル、気象庁

写真は、「2024年度夏季防災気象業務開始宣言式」の様子=2024年5月14日、ソウル、気象庁


[テレシア・マーガレット]

韓国が国家気候予測システムの開発に着手した。東アジアと韓半島の10年後の気候を予測する。

気象庁は1日、韓国固有の気候予測システムの開発事業を先月30日から本格的に開始したと発表した。1カ月から最大10年後の気候を予測し、情報を創出する。2050カーボンニュートラル、実効性のある気候危機への対応(国家政策・計画・制度)、推進戦略の樹立などを支援するためだ。

気象庁の数値予報モデルを基盤に、今年から2031年までの7年間、495億ウォンを投入する。

今回、開発される国家気候予測システムは、1カ月から最大10年後の気候を予測し、情報を創出するシステムの構築を目標とする。

2031年以降は、様々な需要者のニーズに合わせて、気候の予測情報を毎年提供する予定だ。防災、災害管理、建設、金融・保険、エネルギー産業に必要な情報を提供する。 気温、降水、極限気候、雪、雹、暴風、霜などの情報が含まれる。

チャン・ドンオン気象庁長は「気候変化の加速化により、急変する東アジアと韓半島の気候環境を踏まえ、国家気候予測システムおよびデータ加工・活用技術の開発を行う。気候予測情報に対する需要に応え、気候災難に対応し、国民の安全のために最善を尽くす」と述べた。

margareth@korea.kr