医薬品開発において動物を利用しない、先端代替試験法の開発が本格的に推進される=産業通商資源部
[チョン・ミソン]
医薬品開発の過程で動物を利用しない、先端代替試験法の開発が本格的に推進される。
産業通商資源部は27日、科学技術情報通信部、保健福祉部と共に「先端バイオ医薬品非臨床有効性評価技術および製品開発事業」の成果拡散協議体を発足したことを発表した。同事業は今年から3つの省庁が共同で推進する。
先端代替試験法は、新薬開発に必須だった非臨床動物実験の倫理的問題を解決できる。新薬候補物質の人間生体反応をより正確に予測できることが期待される。
これまで新薬開発過程において、動物に薬物を投与して毒性と効能を確認するという非臨床動物実験が行われてきた。しかし、生命倫理を巡る議論と共に、動物と人体の生物学的な違いによる失敗のケースも少なくなかった。
韓国政府は、今回の事業を基盤に、生体と類似した条件で実験できる「微細生理システム」の構築、検証用コア技術の開発、高い人体模写率システムおよび評価法の開発、非臨床評価プラットフォーム用素材・部品・ソフトウェア・分析装備の国産化など、全周期において技術開発を支援する計画だ。
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