社会
独島、短くとも長い余韻
2016.06.30
30日、「国連参戦国青少年の大韓民国大行進」に参加した国連参戦国の青少年と韓国の大学生およそ60人が大韓民国最東端の独島を訪問、太極旗を振りながら記念撮影をしている
「短かくとも強烈な出会い」
独島(トクト)を訪問した韓国戦争(=朝鮮戦争)の国連参戦国の青少年と韓国の大学生およそ60人が口を揃えた。「国連参戦国青少年の大韓民国大行進」の2番目の目的地は大韓民国最東端の独島。
30日、鬱陵島(ウルルンド)を出発したフェリーが午後2時に独島に無事到着、一列に立ち船着場で待っていた独島警備隊員らの歓迎を受けながら参加者らは独島に足を踏み入れた。
独島にはここが韓半島の最東端であることを示す表示石が立てられている
独島警備隊の望洋台で太極旗がはためいている
実のところ、独島に行くのは簡単ではない。気象状態が時々刻々と変わるため、晴れているは1年にわずか60日程度。
参加者らは独島にいられる30分という短い間に少しでも思い出を残すためにあちこちを見て回り、熱心にカメラのシャッターを押していた。一部の参加者は独島警備隊員と一緒に記念撮影をしたり、独島での生活など普段気になっていたことを質問したりもした。
独島を訪れた「国連参戦国青少年の大韓民国大行進」の参加者らが独島警備隊員と記念撮影をしている
参加者らは独島を離れるのを惜しみながら「独島での思い出は忘れれないだろう」と口を揃えた。エチオピアからの参加者テフェラ・サボカ(TeferaSaboka)さんは「今回の大行進の日程はどれも興味深いが、そのなかでも独島が一番。父が参戦した国に来て独島を見て回ることができたのは特別な経験で誇りに思う」と語った。インドからの参加者ニディ・クマリ(NidhiKumari)さんも「島にいられる時間が短かいのが残念だったが印象的な場所だった。島自体は小さいが他の島にはない独島ならではの魅力を十分に感じることができた」と感想を述べた。
ウルルンド=コリアネットユン・ソジョン記者
写真:ヤン・ミョンフン作家、コリアネットユン・ソジョン記者
翻訳:イ・ジンヒョン
arete@korea.kr
独島を訪れた「国連参戦国青少年の大韓民国大行進」の参加者らがジャンプをしながら記念撮影をしている
独島では長い歳月波や風に削られてできたろうそく立てや象などユニークな形をした岩が見られる