新型コロナのワクチン接種を受ける高齢者=4月14日、ソウル、聯合ニュース
[パフ・アナイス、キム・ウニョン]
米ブルームバーグ通信は29日(現地時間)、6月の新型コロナウイルスのレジリエンス(耐性)ランキングを発表し、韓国がコロナ禍から日常生活への回復が進み、最も安全な国・地域に選定された。
韓国の総点は80.9点で1位。前月から5ランク上昇した。2位はアラブ首長国連邦(UAE、80.7点)、3位はアイルランド(80.5点)だった。日本は前月から11ランク上昇した30位(71.4点)。
このランキングは、新型コロナ禍が続く中で53カ国・地域がいかに効果的に対応しているかを3部門(経済再開への進展・新型コロナの状況・日常生活への回復)11指標で点数化し、安全な国・地域の番付として毎月発表するものである。2020年11月から開始された。
6月の新型コロナウイルスのレジリエンス(耐性)ランキング=米ブルームバーグ通信
韓国は、人口10万人当たりの月別の新規染者数やここ3カ月の致死率、生活の質という指標が改善された。「経済再開への進展」部門でもおおむね改善された。マスク着用などの感染対策に市民が賛同し、ワクチン接種率が総人口の90%に達したことなどが評価された。
韓国は2020年に4位となり、上位を維持していたが、2021年5月から大幅に後退。感染者が急増した今年3月からは28位まで順位を下げていた。
韓国の新型コロナウイルスのレジリエンス(耐性)ランキング=米ブルームバーグ通信
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