カナダ上院議会が4日(現地時間)、韓国系カナダ人のヨナ・マーティン上院議員が発議した「韓国文化遺産の月」に関する同意案を全会一致で議決した。写真はマーティン議員の姿=2022年9月、カナダ上院議会公式ホームページ
[イ・ジヘ]
カナダ上院議会が毎年10月を「韓国文化遺産の月」として指定した。
カナダ上院は4日(現地時間)、ヨナ・マーティン上院議員(59)が発議した「韓国文化遺産の月」に関する同意案を全会一致で議決した。
同意案には「カナダのコリアンたちの社会貢献、カナダと韓国の深い友情と両国の関係、韓国の遺産や文化の重要性を考慮し、毎年10月を「韓国文化遺産の月」として指定する」という内容が盛り込まれた。
2017年、カナダのオンタリオ州が10月を「韓国文化遺産の月」として指定したのに続き、連邦議会も「韓国文化遺産の月」の指定を後押ししたという点で意義がある。
マーティン議員は「両国は経済・文化・安保など、多岐にわたる分野で活発な交流を行っている」とし「コリアン社会は、カナダの豊かさや多様性を示す素晴らしい事例だ」と話した。
マーティン議員は2009年、ブリティッシュコロンビア州を代表するカナダ連邦上院議員に、韓国系としては初めて選出された。2015年から保守党の上院院内で首席副代表を務めている。
同意案が採択されたことに関連し、駐カナダ韓国大使館とマーティン議員は7日、カナダ議会で「韓国文化遺産の月」を記念する多様なイベントを開催する予定だ。
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