決勝戦に臨む韓国とデンマークチームの選手たち=10日(現地時間)、北マケドニア
[エスラ・モハンマド]
[写真=国際ハンドボール協会の公式フェイスブック]
18歳以下が参加する世界女子青少年ハンドボール選手権大会で、韓国勢が16年ぶりに優勝した。非欧州国としての優勝は初めて。
韓国代表チームは10日(現地時間)、北マケドニアの首都スコピエで行われた同大会の決勝戦で、デンマークと対戦し、31―28で勝利し、優勝を果たした。デンマークとは2006年の大会でも決勝で対戦し、当時は33―36で敗北したため、今回の優勝はそのリベンジとなった。
32チームが出場した今大会で韓国勢は、欧州の強豪を次々と破った。
グループリーグでスイス・ドイツ・スロバキアを破り、本大会ではルーマニアとオランダと対戦し、勝利を収めた。5連勝でトーナメントに進出した韓国代表チームは、8強戦(対スウェーデン)、4強(ハンガリー)、決勝戦まで勝利し、8戦全勝を記録した。
同大会で、欧州ではない国が4位以内にランクインしたのは韓国が唯一。2006年には準優勝、2016年と2018年には3位だった。
国際ハンドボール協会(IHF)は10日(現地時間)、公式ホームページに「韓国は今大会で、たくさんのパス、優れたリズム、速い転換を通じて韓国ならではの試合スタイルを見せた」とし、「特に、ハンガリーとの4強戦では、韓国ハンドボールの長点をきちんと見せつけた」と評価した。
キム・ジンスン監督はIHFとのインタビューで「身長の高い選手がいないため、基本技に重点を置いて、現代ハンドボールの流れを追うために努力した」とし、「十分に克服できると信じて、準備した」と述べた。
韓国代表チームの平均身長は168cmで、今大会に参加したチーム全体で最も低い。攻撃陣の有機的な動きや速いスピードを武器に、韓国ならではの試合スタイルで競争力を証明した。
大会のMVPとなったキム・ミンソ選手は、得点とアシスト部門でも2位を獲得。イ・ヘウォン選手はライトバック、チャ・ソヨン選手はライト・ウィングのポジションにおいてベスト7に入った。
優勝して喜ぶ韓国代表チーム=10日(現地時間)、北マケドニア
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