文化

2015.09.14

2015 청주국제공예비엔날레의 무대인 옛 청주연초제조창이 30여 만장의 CD로 장식된 대형 조형작품으로 탈바꿈했다.

2015清州国際工芸ビエンナーレの会場の外観。旧清州煙草製造廠が CD約30万枚で装飾された大型オブジェに様変わりした



世界各国の現代工芸作品が展示される「2015チョンジュ(清州)国際工芸ビエンナーレ」まであと2日と迫った。

工芸・デザイン分野を総網羅する同ビエンナーレは今年で9回目を数える。今回は「Hands+拡張と共存」のテーマの下、9月16日~10月25日に旧清州煙草製造廠及び清州市一帯で開かれる。45カ国の作家約2千人が制作した作品約7,500点が展示される。

会場となるのはタバコ工場だった旧清州煙草製造廠。16日の開会式では文字が書かれたチョガッポ(小切れを縫い合わせた風呂敷)をつなぎ合わせる「チョガッポ・ボンディング・パフォーマンス」が行われる。また、「CDプロジェクト」も見どころの一つだ。「清州市民85万人の夢」というテーマの下、建物の外壁3面がCDで装飾され、夜間には上部に設置されたLED画面に清州市民の希望のメッセージが映し出される。使用されたCD30万8,193枚は、今年4月~8月に韓国や日本、中国、米国、カナダ、ロシアなど9カ国31都市から送られてきたものだ。同プロジェクトは開会式当日に公開され、「最大のCDディスプレイ(The largest display of compact discs)」のギネス世界記録に挑戦する。

청주국제공예비엔날레에 선보일 보케 드 브리의 'South Korea'.

清州国際工芸ビエンナーレで展示されるボケ・ド・ブリさんの「South Korea」



展示棟2階では、伝統工芸と現代工芸の流れが一目でわかる企画展が開かれる。スローガンは「受け継いで加えて、The Making Process」で、「道具」「遺産」「共存」「拡張」の4つのテーマで構成される。韓国や日本、米国、英国など12の国から46チームが参加し、時代の流れとともに変化してきた工芸の制作過程を見せてくれる。また、先端技術を駆使した工芸の未来を垣間見ることもできる。ボケ・ド・ブリさんやガブリエラ・リジェンツァさん、ノ・ギョンジョさん、トニー・マーシュさん、ジェフリー・サミエントさん、ソン・ゲヨンさんら有名作家が参加した。

ビデオアートのパイオニアの故ペク・ナムジュン(白南準)さんの作品を紹介する「白南準特別展」も開かれる。同特別展ではペクさんの初期の作品「亀(Turtle)」が公開される。米国在住の韓国人が購入したこの作品は、3チャンネルモニター166台が使用されており、今回の展示を最後に韓国から米国に渡る。

Unfold가 작품을 설치하는 모습.

作品を設置するUnfoldさん



너버스시스템의 'Kinematics Bodice'.

ナーバス・システムの「Kinematics Bodice」



同ビエンナーレで芸術監督を務めるアラン・ド・ボトン(Alain de Botton)さんは、10月10日午前11時に清州大学の多目的体育館で特別講演を行い、創作過程や工芸人生などについて語る。

また、小中高生向けのイベントも開かれる。想像力と創造力を養う「キッズ・ビエンナーレ」は、展示、教育、体験、公演、工芸を遊び感覚で楽しむことができる。他に、「光る工芸の海‐手工芸釣り体験」といったプログラムも用意されている。

展示監督のチョ・ヘヨンさんは「現在、工芸分野で起こっている現象を参考にし、従来の方法ではなく、工芸の新たな制作方法を提示した。工芸を通して子どもたちに夢を与えたい」と説明する。

コリアネット イム・ジェオン記者
写真提供:チョンジュ(清州)国際工芸ビエンナーレ
jun2@korea.kr