文化

2025.05.14

ミラノ・スカラ座の音楽監督に選任されたチョン・ミョンフン=ラ・スカラシアター公式フェイスブック

ミラノ・スカラ座の音楽監督に選任されたチョン・ミョンフン=ラ・スカラシアター公式フェイスブック


[カン・ガヒ]

指揮者のチョン・ミョンフン(72)が、世界的権威のオペラ劇場であるイタリアミラノのスカラ座の次期音楽監督に選任された。 任期は2027年から2030年まで。

スカラ座は、12日(現地時間)、公式ホームページを通して「チョン・ミョンフンがリッカルド・シャイーの後任として、2027年から音楽監督を務める」と明らかにした。

スカラ座は、世界中の声楽家にとって夢の舞台である。アジア人が音楽監督職を務めるのは、1778年に開館して以来、チョン・ミョンフンが初めて。

スカラ座は「チョン・ミョンフンは、ミラノの観客から最も愛されているアーティストの一人だ。音楽監督以外で、スカラ座の国際的な名声を高めるのに最も貢献している指揮者」と説明した。

ピアニストとしてキャリアをスタートさせたチョン・ミョンフンは1974年、チャイコフスキー国際コンクールで2位を獲得した。その後、1978年にロサンゼルス・フィルハーモニーの副指揮者に任命され、指揮者としてのキャリアを積み上げてきた。

1980年代には、ドイツのザールブリュッケン放送交響楽団の音楽監督、フランス国立バスティーユオペラ団の音楽監督などを歴任した。

チョン・ミョンフンとスカラ座の縁は、1989年に始まった。シーズン公演や海外ツアーに参加するなど、計9本のオペラ作品を担当し、84回の公演と141回のコンサートの指揮を担当した。

kgh89@korea.kr