文化

2016.02.22

흥선대원군의 ‘오개삽입인(五個揷入印)’은 크기 별로 포갤 수 있도록 제작됐으며 각 면마다 다양한 글귀가 새겨져 있다.

興宣大院君の「五個挿入印」は大きさごとに重ねられるように作られており、各面には様々な文章が彫られている



正方体の印章1点と、一面が開いている正方体4点が並んでいる。
大きさ順に重ねて保管することができ、ロシアの伝統人形マトリョーシカ(Matryoshka)を連想させる。この印章はそれぞれの面に文言が彫ってある。

「五個揷入印」と呼ばれるこの印章は、朝鮮時代の高宗(コジョン、1852~1919)の父親である興宣大院君(フンソンデウォングン)李昰應(イ・ハウン、1820~1898)の印章だ。

국립고궁박물관이 ‘수장고 속 왕실유물’ 시작으로 공개한 흥선대원군의 ‘오개삽입인(五個揷入印)’.

国立古宮博物館がホームページの「収蔵庫の中の王室遺物のお話」で公開した興宣大院君の「五個挿入印」



国立古宮博物館がホームページの「収蔵庫の中の王室遺物のお話」と題したコーナーで毎月1点ずつ王室の遺物を公開する。最初の遺物は「五個挿入印」だ。

この印章は、材料の一面だけを印面として文字や図形を彫って作った他の王室の印章とは違って、一面が空いた正方体で大きさ順に重ねられるように作られてある。各面には異なる文言が彫られており、一番小さな印章には1つの辺が1.5cmの6個の面に「護封」や手紙の最後を締めくくる言葉の「拝拝」などの文言が、1つの辺が3.5cm程度の一番外側の印章には「梅の花が咲く楼閣で春を過ごし、蓮の咲く亭子で夏を過ごしつつ自ら楽しむだけ(梅閣留春荷亭銷夏自娛而已)」などの文言が彫られており、書画の落款印として使われた。

鎖国政策で閉鎖的なイメージを持つ興宣大院君だが、実は書画に秀でた芸術家だった。彼は詩と書画に自らを表す様々な印章を残した。

흥선대원군의 ‘오개삽입인(五個揷入印)’ 가장 안쪽의 인장. 한 변이 1.5cm인 여섯 개의 면에 ‘호봉(護封)’, 편지의 끝에 쓰는 말인 ‘절하고 절한다[拜拜]’ 등의 문구가 적혀 있다.

興宣大院君の「五個挿入印」のうち、一番内側の印章。1つの辺が1.5cmの六面に「護封」や手紙の最後を締めくくる言葉の「拝拝」などの文言が彫られてある



国立古宮博物館のある関係者は「波乱万丈だった興宣大院君の生涯は、彼の芸術作品にも投影されている。印章に彫られた文言『私の真実が他人から嫌われるのが怖い(畏人嫌我眞)』こそ、世の荒波に疲れた李昰應の率直な気持ちではなかっただろうか」と語る。

コリアネット ユン・ソジョン記者
写真:国立古宮博物館
arete@korea.kr