フランスで韓国文化を楽しめる「フランス内韓国の年特別週間(K-Culture Week)」が6月1日に開催される。
韓国とフランスが国交130周年を向かえ2015~2016年を「韓・仏相互交流の年」に定め「フランス内韓国の年(2015年9月~2016年8月)」と「韓国内フランスの年(2016年1月~2016年12月)」をそれぞれ指定し両国間の文化芸術交流の活性化に取り組んでいる。「フランス内韓国の年」は昨年9月にパリで開幕した。

韓・仏国交130周年記念「2015-2016韓・仏相互交流の年」の一環として韓国とフランスでそれぞれ「韓国内フランスの年」と「フランス内韓国の年」が開催される。写真は、3月にソウルの新羅ホテルで開かれた「韓国内フランスの年」開幕週間イベントの様子
「フランス内韓国の年特別週間」は、6月1日に予定されている朴槿恵(パク・クネ)大統領のフランス国賓訪問と「韓・仏国交130周年記念日」(6月4日)を記念するために6月1日から7日まで開催される。この間、パリ、ナント(Nante)、ニース(Nice)などのフランス全域で公演・展示・視覚・学術など韓国の多様な文化芸術を体験することができる。
特別週間に開催される様々なイベントの中でも最も大きな関心を集めているのは、なんといっても「KCON 2016 France」。6月2日にパリのアコーホテルズ・アリーナ(Accor Hotels Arena)で開催される同イベントはK-POPだけでなく韓国の多様な文化を肌で感じ体験できるよう「K-Style」「K-Food」「K-Content」などをテーマに企画された。ヨーロッパでは初となる「KCON」のステージには防弾少年団、f(X)、SHINee、Block BなどヨーロッパのK-POPファンが待ち焦がれていたアイドルグループが大挙して出演する。
この日、パリのブッフ・デュ・ノール(Théâtre des Bouffes)劇場ではパンソリのガラショーが行われ、ナント市では韓国の伝統と現代芸術を紹介するイベント「韓国の春(Printemps Coréen)」が1日から5日まで開催される。また、6月3日には『九雲夢』や燕巖朴趾源(ヨナム・パクチウォン)の小説集など韓国古典文学を紹介するシンポジウムがパリのソルボンヌ大学で開催される。
伝統芸術から現代美術に至るまでの様々な分野の展示も開かれる。
サントル(Centre)州のシャンボール城(Château de Chambord)では、写真家ペ・ビョンウとシャンボール城のコラボによる「ペ・ビョンウ シャンボール写真展:森の中へ」が6月12日まで開催される。またニースのアジア芸術博物館、パリのテュイルリー庭園では韓国の伝統木彫刻「コクドゥ」と韓国現代美術作家らの彫刻作品の展示がそれぞれ11月7日から6月12日まで行われる。この他にも、パリのグラン・パレでは「靑磁亀龍形注子」(12世紀)など陶磁遺物300点余りが紹介される韓国陶磁名品展が6月20日まで開かれる。
韓食ファンのための特別イベントも用意されている。
パリ一帯の韓国料理レストランでは5月28日から6月6日まで「K-restaurant week」が開催される。同期間中には韓食をテーマにしたクイズやSNSを利用した写真イベントなどが行われ、賞品として割引チケットや試食券が提供される。
コリアネット ユン・ソジョン記者
写真:コリアネット チョン・ハン記者
翻訳:イ・ジンヒョン
arete@korea.kr

「KCON 2016 France」が6月2日にパリで開催される。今回のステージには 防弾少年団、f(X)、SHINee、Block Bなどが出演する。写真は、3月にアラブ首長国連邦で開催された「KCON 2016 Abu Dhabi」の様子