ペルーのリマとクスコで韓国の古典文学が紹介された。
文化体育観光部と韓国文学翻訳院は今月10日と14日にそれぞれリマのラ・モリーナ農業大学とクスコの市民会館(Teatro Municipal)で「韓国古典文学催し」を開催した。
10日と14日にペルー・リマのラ・モリーナ農業大学(上)とクスコの市民会館で開催された韓国古典文学催しの一環として国立国楽院の団員らが韓国の古典詩歌を披露している
今回のイベントはシンポジウムと公演で構成された。
シンポジウムでは韓国の古典文学を紹介し、韓国とペルーの古典文学を比較した。翰林(ハンリム)大学国文科のキム・ミョンジュン教授をはじめ檀国(タングク)大学スペイン語科のコ・ヘソン教授、ペルーのラ・モリーナ農業大学のフランシスコ・カランサ教授がそれぞれ「韓国の古典詩歌」「韓国とスペインの中世詩文学」「韓国とペルー文化の比較」をテーマに発表を行った。続いて国立国楽院の団員4人が『羽楽』『春眠曲』『古歌新調』など韓国の古典詩歌を演奏した。
またこのイベントの一環として15日にはリマのカトリカ大学文化センターでは両国の伝統音楽が響き渡った。ペルーの民俗楽団「ヤワル(Yawar)」が『アリラン』『七甲山』などの韓国のメロディーを、そして国立国楽院の団員らはペルー民謡の『コンドルは飛んでいく(El Condor Pasa)』を伝統楽器で奏でた。
韓国文学翻訳院の関係者は「哀しげなメロディーを楽しさに昇華させる韓国とペルーに共通する情緒を基に、現地のペルー人に韓国文化の根元を紹介する貴重なイベントだった。K-POPや韓国ドラマから中南米の韓流中心地として浮上したペルーで、韓国の古典文学と国楽を一緒に紹介し韓流の幅と深さを増していく場になった」と述べた。
コリアネット ソン・ジエ記者
写真:韓国文学翻訳院
翻訳:イム・ユジン
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