文化

2017.01.25

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国立中央博物館は2017年も見どころ満載だ。

国立中央博物館のイ・ヨンフン館長は23日の新年メディア懇談会で「6つの特別展を企画した」と2017年の主な展示計画について発表した。

まず最初に観覧客のもとを訪れるのは5月9日から8月27日まで開かれる特別展「アラビアの道―サウジアラビアの歴史文化」。同展示はアラビア半島の歴史と文化を紹介する韓国で初めての展示で、紀元前4000年頃に作られた人型の石像などサウジアラビア国立博物館を含め12機関の収蔵品計466点を公開する。

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5月9日から8月27日まで国立中央博物館で開かれる特別展「フランス近現代の服飾、ボタンで解く」はフランス近現代の服飾史と時代ごとの流行に注目する



特別展「フランス近現代の服飾、ボタンで解く」ではフランス近現代の服飾史と時代ごとの流行が分かるボタン・絵画・衣服・装身具・写真など1,815点が公開される。開催期間は5月9日から8月27日まで。

ドイツ東部ザクセン地方の拠点であり17~18世紀のバロック芸術の中心地だった「ドレスデン文化」に注目する展示もある。9月19日から11月12日まで開かれる「王が愛した宝物―ドイツドレスデン博物館連合名品展」だ。展示は軍隊の礼装・彫刻像・装身具などおよそ140点で彩られる。

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9月19日から11月12日まで国立中央博物館で開かれる「くろがね・鉄・鋼―鉄の文化史」展では鉄と関連のある200点あまりの展示品が紹介される。写真は伽耶(加羅)国の鉄鎧



また、ロシアのエルミタージュ美術館が収蔵するフランス美術品の中で17世紀から20世紀初頭までの作品をお披露目する特別展「フランス美術の巨匠、プッサンからマティスまで」ではニコラ・プッサン(1594~1665)からアンリ・マティス(1869~1954)に至るまでのフランス画家らの絵画作品約90点が12月19日から来年の4月15日まで公開される。

韓国の文化財が披露される特別展としては先史時代から現在までの鉄文化を生産・権力・産業など文化史的な観点で探る「くろがね・鉄・鋼―鉄の文化史」展(9月26日~11月26日)と2014年から2016年までの間に新しく指定された国宝や宝物を同時に公開する特別展「先人の心、宝となる」(5月13日~7月9日)がある。

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国立中央博物館は5月9日から8月27日までアラビア半島の歴史と文化を紹介する「アラビアの道―サウジアラビアの歴史文化」展を開催する。写真は公開される展示品約466点の一つである紀元前4000年頃の人型石像



コリアネット ソン・ジエ記者
写真:国立中央博物館
翻訳:イ・スミン
jiae5853@korea.kr