白磁大壺=ソウルオークション
[ソ・エヨン、イ・ギョンミ]
朝鮮時代(1392-1910)に作られた1点の「白磁大壺」が、韓国国内のオークションで、陶磁器の取引では史上最高値を記録した。
ソウルオークションは26日、直径41cm、高さ45.5cmの白磁大壺が、陶磁器としては史上最高値の31億ウォン(約3億円)で落札されたと発表した。
「白磁大壺」は、朝鮮時代末期に作られた大型の壺で、高さ40cm以上のものは主に王室の行事で使われた。現在、国宝・宝物を合わせて約20点あまりしか残っていない。今回落札された白磁大壺は、ボリューム感のある形や乳白色の色などが高く評価された。
韓国美術オークションの最高値は金煥基(キム・ファンギ、1913-1974)の点画で、85億2996万ウォン(約8億円)で落札された。
古美術分野では、仏画の「清凉山掛仏幀」が35億2千万ウォン(約3億3100万円)で最高値、水墨画の「退尤二先生真蹟帖」が34億ウォン(約3億1930万円)で2番目となっている。今回の「白磁大壺」は、韓国オークションの古美術分野史上、3番目の高値となる。
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