極東諸民族大会における独立運動家・洪範図の様子(1列目の真ん中)。映像より
[キム・ウニョン]
[写真=独立記念館]
独立記念館は17日、独立運動家の洪範図(ホン・ボムド 1868~1943)の遺骨返還を記念し、洪範図を撮影した映像を公開した。
洪範図は日本による植民地時代の1920年、旧満州で起きた鳳梧洞戦闘で日本軍と戦い、武装独立運動の歴史に残る勝利を収めた。1937年、カザフスタンに強制移住させられ、同国に遺骨が埋葬されていた。
同映像は、1922年1月21日から2月2日にかけてコミンテルンがモスクワで開催した国際会議「極東の共産主義的・革命的組織の大会(極東諸民族大会)」の開幕式で撮影されたものである。モノクロで、映像の長さは5分50秒、音声はない。
映像での洪範図はコートを着ており、ひげを蓄えている。他の独立運動家も映っている。
韓国外国語大学のパン・ビョンリュル教授が2018年7月にロシアで同映像を発見し、独立記念館に寄贈したという。
独立記念館はこの日、洪範図に関する資料15点を公開した。
カザフスタンのカシムジョマルト・トカエフ大統領の韓国訪問を契機に、日本による植民地支配からの解放記念日「光復節」(8月15日)に合わせ、洪範図の遺骨が韓国に返還された。
極東諸民族大会における独立運動家・洪範図(左)