文化

2022.04.06

三国遺事

三国遺事


[ユン・ソジョン、イ・ギョンミ]
[写真=文化財庁]

文化財庁は5日、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の「世界の記憶」(世界記憶遺産)アジア太平洋地域版の登録に向け、韓国の歴史的記録物3件を推薦すると発表した。


登録を目指すのは、「三国遺事」「内房歌辞」「泰安(テアン)油類被害克服記念物」の3件。文化財庁が1月10日から2月18日まで、国民からの募集を通じて募った5件の候補から、世界の記憶の韓国委員会が審議してこの3件を選定した。

「世界の記憶」は、世界的に重要な記録物に対する認識を高め、保存やアクセスを促すことを目的とするユネスコの事業の総称。ユネスコ執行委員会において決定される国際登録と、「世界の記憶」アジア太平洋地域委員会(MOWCAP)やラテンアメリカ地域(MOWLAC)等が決定する地域登録がある。韓国からは、「朝鮮王朝の宮中扁額」「朝鮮時代の萬人疏(朝鮮時代、多くの儒学者たちが連名で王に差し出した上書)」「韓国の扁額」の3件が、すでにMOWCAP地域登録されている。

「三国遺事」は、高麗時代の高僧の一然(イリョン、1206~1289)が1281年に出した本で、韓半島の古代神話や歴史、宗教、生活、文学などを記している。文化財庁は「当時の東アジア地域において、自国中心の主体的歴史観が形成されていたことを証明する文書」と説明した。

「内房歌辞」は、18~20世紀の初期、朝鮮時代の女性たちが主導的に作った文学作品。当時の女性らの社会的認識がうかがえる記録であり、ハングルが社会で公式の文字として位置付けられていく過程を示すものであるという点が認められた。

「泰安油類被害克服記念物」は、2007年12月7日に忠清南道(チュンチョンナムド)・泰安沖で発生した石油流出事故や、その危機を乗り越える過程を盛り込んだ文書で、約20万件に上る。文化財庁は「大規模な環境災害を官民が力を合わせて克服したという内容が高く評価された」と説明した。

6月15日にMOWCAPへの推薦が終わり、年内にMOWCAP総会で登録の可否が決定される。

内房歌辞

内房歌辞


arete@korea.kr