Ｇ２０文化大臣会合で演説を行う文化体育観光部の朴普均長官（右から３番目）＝１３日、インドネシア・ジョグジャカルタ

［ソ・エヨン］
［写真＝文化体育観光部］

文化体育観光部の朴普均（パク・ボギュン）長官は１３日、インドネシアのジョグジャカルタで開かれた２０カ国・地域（Ｇ２０）文化相会合に出席し、基調演説を行った。

朴長官は演説で、韓国文化の世界的な人気について「韓流文化芸術家の独創性、挑戦する精神、デジタルの技量が優れている」とし、「彼らが発信するメッセージには希望・人権・平和・環境保護・未来が込められている」とコメントした。

また、「韓国政府は自由の普遍的な価値に基づき、文化に対する公正なアプローチを重視する」とし、「持続可能な人生に向けた文化構築を目的とする」と説明した。

Ｇ２０文化大臣会合で記念撮影を行う文化体育観光部の朴普均長官（前例左から２番目）＝１３日、インドネシア・ジョグジャカルタ

朴長官は、釜山市への２０３０年国際博覧会（万博）誘致について支持を呼びかけた。釜山市はアジア太平洋経済協力会議（ＡＰＥＣ）首脳会議などの国際行事を誘致した豊富な経験があり、開催地としてふさわしいことをアピールした。

また、アジア地域の文化相らに対しては、アジア・サッカー連盟（ＡＦＣ）の２３年アジア・カップの韓国招致に対する支持も要請。

今回の会合のテーマは「持続可能な人生に向けた文化構築」。Ｇ２０加盟国と招待国（スペイン・オランダ・シンガポール・アラブ首長国連邦）の文化相が出席した。

各国の文化相らは（１）新型コロナウイルス感染症・気候危機への対応（２）文化における役割と影響の向上（３）文化遺産の保護（４）文化交流・協力の強化などの１８項目を主要議題に合意。ロシアのウクライナ侵攻をめぐっては、意見の食い違いが埋まらなかったため、共同宣言文の代わりに議長要約文を採択した。

これに先立ち、朴長官は１２日、インドネシアのナディエム・マカリム教育文化技術研究相と会談を行い、世界遺産登録や文化コンテンツ分野での援助、観光分野での交流などについて議論した。１１日には、韓国コンテンツ振興院のイドネシア・ビジネスセンターで韓国文化に関する懇談会を開き、韓流の世界的な人気と拡散について議論した。

xuaiy@korea.kr