文化

2024.01.23

韓国を代表する童話作家のイ・グムイが、児童文学界のノーベル賞と呼ばれる「ハンス・クリスチャン・アンデルセン賞」の最終候補に選ばれた=イ・グムイの公式ホームページ

韓国を代表する童話作家のイ・グムイが、児童文学界のノーベル賞と呼ばれる「ハンス・クリスチャン・アンデルセン賞」の最終候補に選ばれた=イ・グムイの公式ホームページ


[テレシア・マーガレット]

韓国を代表する童話作家のイ・グムイが、世界的な児童文学賞である「ハンス・クリスチャン・アンデルセン賞」に最終ノミネートされた。韓国の作家が、アンデルセン賞の作家賞に最終ノミネートされたのは、今回が初めて。

アンデルセン賞を主管する国際児童青少年図書協議会は、イ・グムイ作家を今年のアンデルセン賞の文部門の最終候補に選定したと、協議会の韓国支部が19日、明らかにした。

アンデルセン賞は、児童文学界では最高の権威が認められている。19世紀デンマーク出身の童話作家であるハンス・クリスチャン・アンデルセンを称えるために1956年に作られた。2年ごとに、児童文学の発展に貢献した作家と絵作家を1人ずつ選定して賞を与える。

今年、作家賞の最終候補に挙がったのは、イ・グムイのほか5人。マリーナ・コラサンティ(ブラジル)、ハインツ・ヤニッシュ(オーストリア)、バルト・ムヤルト(ベルギー)、ティモ・パルベラ(フィンランド)、エドワード・ヴァン・デ・ヴェンデル(オランダ)。

イ・グムイは、1984年に短編童話「ヨングランフッグラン」でセボッ文学賞を受賞し、作品活動を始めた。2020年にも、アンデルセン賞の韓国候補に選ばれたことがある。

アンデルセン賞の受賞者は、4月8日にイタリアのボローニャ国際児童図書展の記者会見で発表される。また、授賞式は、第39回国際児童図書評議会(IBBY)国際総会で行われる。授賞式の日程は、イタリアのトリエステで8月30日から9月1日まで。

margareth@korea.kr