ホラーフェスティバル「ゴーストパーク・アウェイク」の様子=15日、陜川
[陜川=キム・ソナ]
[写真=キム・ソナ]
銃声が鳴り、暗闇を貫いてひらめく閃光。変な音を立てて、まるで骨が折れたかのように体にあるすべての関節を鳴らすゾンビが襲撃してくる!
ある博士が遺伝工学の研究を行っていた監獄。一寸先も見えないほど暗い「ゾンビ監獄」で、ゾンビの攻撃を乗り越えて仮面の手がかりを探さなければならない。しかし、ゾンビの攻撃は予想以上に怖い。果たして、世界を救うために必要な仮面の手がかりを見つけることができるのだろうか。
7月29日から8月18日まで、慶尚南道・陜川(ハプチョン)郡にある陜川映像テーマパークで行われた「ゴーストパーク・アウェイク」。韓国唯一のホラーフェスティバルで、新型コロナウイルス禍によって中止されてから5年ぶりに再開された。初日は1000人以上が訪れるほど人気だった。
「ゴーストパーク・アウェイク」は、慶尚南道地域の説話「五グァンデ仮面劇(グァンデは、役者やピエロなどを意味する韓国語)」に基づいて企画された。説話の内容は次の通りだ。
朝鮮時代に伝染病や洪水といった災害が起きた。大きな箱の中から発見された仮面をかぶって踊ったところ、平和が訪れたという物語。
この説話を2024年現代に置き換えた。世界中で原因不明の災害が発生する。しかし、仮面は破壊されてしまう。参加者は仮面の破片を見つけ出し、世界を救うという設定だ。
ホラー体験のアトラクション=15日、陜川
お化けに扮する子どもたち=15日、陜川