文化

2025.05.21

他の言語で読む
「第18回世界人の日祭り」で記念撮影を行う参加者たち=20日、果川、法務省

「第18回世界人の日祭り」で記念撮影を行う参加者たち=20日、果川、法務省


[コ・ヒョンチョン]

法務部が20日、果川(クァチョン)市民会館で「第18回世界人の日」のイベントを開催した。

「世界人の日(5月20日)」は、2007年、国民と在韓外国人が互いの文化と伝統を尊重し、共に生きる社会を作るために制定された法定記念日だ。2008年に第1回目の記念式が開催されて以来、毎年のように行われている。

今年の記念式のスローガンは、「共に夢見る未来、飛翔する大韓民国」。18カ国の駐韓外交使節、国連難民機構(UNHCR)韓国代表、フィリピン移民局長など、500人余りが参加した。

テーマ映像の上映、法務部長官の記念演説、駐韓オーストラリア大使および駐韓ポーランド大使代理の祝辞、世界人の日の有功者褒賞、多文化オーケストラ、K-POP公演などの順で行われた。

韓国政府はこの日、在韓外国人の定着支援と社会統合分野で、長い間、献身してきた功労が認めらた個人と団体を対象に大統領表彰と首相表彰など、17点の褒賞を与えた。

個人分野における大統領表彰は、貧しい移住民が韓国社会に定着できるように奉仕・献身したマリアンナ修道女と、外国人勤労者や社会的弱者などを対象に無料で診療を行ってきた歯科医師のピョン・ヨンナムが受賞した。

団体分野における大統領表彰は、亀尾(グミ)・慶北(キョンサンブク)地域で約50年間にわたって、外国人の定着を支援し、権益の向上に寄与した「亀尾カトリック勤労者文化センター」が受賞した。

パク・ソンジェ法務部長官は、記念演説で「移民者の人権と価値が尊重される社会を実現し、グローバル先導国家として、移民行政基盤の構築に向けて最善を尽くす」と述べた。

一方、世界人週間(5月20日~26日)には、釜山(プサン)で「釜山世界市民フェスティバル」、水原(スウォン)で「韓国伝統衣装および世界民俗衣装ファッションショー」、済州(チェジュ)で「多文化通り」、全州(チョンジュ)で「韓国語スピーチ大会」などが行われる。

hjkoh@korea.kr