食・旅行

2022.08.18

DMZ

「DMZ平和の道」楊口コースの一部の様子=楊口郡庁


[チョン・ジュリ]

文化体育観光部は18日、北朝鮮との軍事境界線を挟む非武装地帯(DMZ)周辺に造成されたテーマコースを来月13日から観光地として一般公開すると発表した。

テーマコース「DMZ平和の道」は、南北(韓国と北朝鮮)の境界地域を「平和」と「共存」の空間に転換することを目指し、非武装地帯周辺(江華、金浦、高陽、坡州、漣川、鉄原、華川、楊口、麟蹄、高城)の10地域に造成された。

参加者の安全を確保し、野生の動物や植物を保護するため、自動車で移動する区間もある。金浦コースは62.8キロ(徒歩4.8キロ・自動車58キロ)で、所要時間は5時間程度。華川コースは114.4キロ(徒歩5.4キロ・自動車109キロ)で最も長い。平和をテーマとする公園やダムなどの見どころも豊富だ。

このほか、2023年公開を予定している横断コースを試験開放し、非武装地帯(524キロ)における生態・文化・歴史資源が体験できる。

今回の11コースの訪問申し込みは23日から韓国観光公社の「平和の道」ホームページでできる。予約の無断キャンセルが相次いだ問題で1人1万ウォン(約1030円)の参加費が必要。そして参加費の一部が自治体の地域商品券や地域通貨、特産品などで還元される。

etoilejr@korea.kr