BTS BANG BANG CON THE LIVE
[大阪=大野瑠華(日本)]
[写真=BigHit Entertainment公式ホームページ]
BTSが去る6月13日、デビュー7周年を迎えました。今や世界的大人気グループである彼らですが、7年間ここまで来るのには大変な苦労があったことと思います。
K-POP界では7年が一つの大きな転機と呼ばれる時点であり、デビュー後の再契約のタイミングでもあるため、この時期を節目にメンバーが脱退したり解散してしまうグループも少なくありません。その中で、BTSは無事に7人というメンバー全員で7周年を迎え、現在の所属事務所と再契約も果たしています。
ファンとしてデビュー日は特別な思いを抱く日なので、一ファンとして、そしてみなさんに韓国の魅力をお伝えする一記者として、改めてBTSの魅力と7周年を迎え感じたことを書きたいと思います。
■デビュー後の苦悩、個性あふれる7人の固い絆
BTSのメンバー、RM、ジン、シュガ、J-HOPE、ジミン、V、ジョングクは2013年6月13日にデビューしました。デビュー当時はヒップホップ色の強いコンセプトで、若者の熱い思いを大人たちにぶつけるような歌詞が特徴でした。新人賞はたくさん獲ったものの、音楽番組でトップになることはなく大衆的な人気があるとは言えない状況が2年ほど続きました。
そんな彼らが2015年、花様年華というコンセプトを掲げ、青春の美しさ・危うさを歌った『I NEED U』を発表したところ、音楽番組で初の一位を獲得、たちまち人気者となりました。私がBTSを好きになったのもちょうどこのころのことです。それからはどんどんファンが増え、今では世界的な大スターとなりました。
そんなつらい時期も耐えて乗り越え、今の地位を築き上げることができたのはメンバーがいたからだと言います。全員が作詞や作曲をし、7人それぞれ作る曲のジャンルも雰囲気も様々です。
RMはよく「したいことも目標も全然違う7人」と言います。ダンスが得意なメンバーもいれば、歌・ラップが得意なメンバー、またもともとは俳優になりたかったメンバーなどアーティストを目指したきっかけもタイミングもばらばらでした。ですがずっと一緒に生活し、喧嘩もしながらあらゆる苦労をともにし支え合ってきた彼らは家族以上の存在になりました。だからこそ、そんな彼らが見せるステージはとても微笑ましく、息の合ったパフォーマンスが際立つ魅力的なものになるのだと感じます。
[2020 BTS FESTA] BTS 7TH ANNIVERSARY FAMILY PORTRAIT
■BTSの誕生日お祝いイベント『フェスタ』、そして久しぶりのコンサート
BTSの誕生日=デビュー日をお祝いするために毎年行われるイベントがあります。それが『フェスタ』というものです。デビュー日までカウントダウンをするような形で、ファンが喜ぶようなコンテンツを公開してくれるというもので、BTSが祝われるべきなのにファンを喜ばせてくれるという、アーミーにとっては幸せすぎるイベントです。
今年は6月1日から13日にかけて行われました。Facebookのオフィシャルアカウントに写真が投稿されたり、Soundcloudにメンバー・ジョングクのソロオリジナル曲がアップされたり、Youtubeでリハーサル動画・新曲のMV・メンバーのカラオケ動画・メンバーが7周年を祝うパーティーを楽しんでいる動画などが配信されたりしました。
13日当日に配信されたパーティーの映像では7周年を迎えたメンバーの想い、コロナ禍にあるアーティストの心境などを語ってくれました。また翌日の14日には2度目のバンバンコン(BTSのオンラインコンサート)が開かれました。毎年デビュー日には小さな会場でファンとの時間を過ごしていましたが、今年はオンライン上でたくさんのファンと一緒に過ごすことになりました。
一回目のバンバンコンは昔の映像を流していただけでしたが、今回は生放送で新しい彼らの姿が見られました。そこでも久しぶりに舞台に立ちパフォーマンスをした感想、今後の事などを話してくれました。2日間、正直な彼らの想いを聞き、まだ彼らにはやりたいことがたくさん残っていることが改めてわかり、また必ず会えると安心し喜ぶと同時に、早く会いたいという気持ちが高まりますます彼らの事が大好きになりました。
まだいつ彼らに直接会えるかはわからない状態ですし、韓国の男性であれば必ず負わなければならない義務が待っているのも事実です。ですが、彼らが前を向き私たちアーミーに会う日のために努力してくれている以上、私たちもそれぞれできる努力をして成長しながらその日を待ち続けなければならないなと思いました。
きっと次会える時には今までより感動し泣いてしまうかもしれませんが、その日が本当に楽しみで待ち遠しいです。BTSもアーミーもその日まで元気で、悲しかったり辛い日より幸せな日が一日でも多くありますように。
*この記事は、日本のコリアネット名誉記者団が書きました。彼らは、韓国に対して愛情を持って世界の人々に韓国の情報を発信しています。
eykim86@korea.kr