名誉記者団

2021.10.15

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[東京=村山公子(日本)]

韓国に留学経験がある私ですが、お隣の国、韓国でも日本と違う習慣や驚いた点が多く、筆者が感じた韓国を4つお伝えしたいと思います。


1. 公共機関の運賃が安い


韓国のバス=iStock Photo


ソウルの公共機関運賃(カード料金)
・電車:基本料金(10km以内):1,250ウォン(約125円)

・タクシー初乗り:基本料金(2km以内):3,800ウォン(約380円)

・バス:基本料金(10km以内):1,200ウォン(約120円)

*今年10月現在。バスと電車の現金料金はカード料金より100ウォン高い。


近年公共交通機関の運賃が値上がりしているとはいえ、日本に比べたら安く、留学していた際は公共交通機関を良く利用していましたがとても助かりました。また、韓国には乗り換えという制度があります。端末機にカードをあててから30分以内にバスからバスや、バスから地下鉄、地下鉄からバスへ乗り換えする際に料金の割引があります。ただし同一のバスや地下鉄に乗り換えする際には割引がありません。


2. 家で湯船に浸かる習慣がない


韓国のチムジルバン=龍平リゾート公式ホームページ


日本では当たり前ですが、韓国では家で湯船に浸かる習慣があまりありません。もちろん、家によってはシャワー室しか無いという家も多いですが、主人の韓国の実家は湯船はありますが、湯船に浸かる習慣はお父様もお母様もありません。これは韓国では割と一般的なこと。湯船に浸かりたかったら、サウナやモギョクタン(사우나/목욕탕)と呼ばれる大浴場がメインの銭湯のような施設に行くか、チムジルバン(찜질방 )日本のスーパー銭湯のように何種類ものお風呂やサウナがある施設に行くのが一般的です。主人はもともと湯船に浸かる習慣はありませんでしたが、結婚して子供が出来てからは、息子とお風呂に入る機会が増えました。お風呂ってコミュニケーションの場でもあるし、日本の文化って良いなと気づいたはずです。


3. 気軽に話しかけてくる人が多く、親切な人が多い


妊産婦に席を譲るイラスト=iclickart(上記の写真は著作権法によって保護されています。無断転載、転用、複製などの二次利用を固く禁じます。)


韓国は日本と違って他人に関心がある人が多いように感じました。留学していた際に地下鉄に乗った時空いている席がなく立っていたところ、後ろの席が空いたらしく、前に座っていた方が「後ろの席空いたわよ!」と教えてくれました。学生の私にも声をかけてくれるなんて、日本ではまずありえないことです。このようなことが数回ありました。

4. 英語が話せる人が多い


iclickart(上記の写真は著作権法によって保護されています。無断転載、転用、複製などの二次利用を固く禁じます。)


若い人は特に英語が話せる人が多いことに驚きました。近年日本でも今後のグローバル化に向けて、2020年より小学校3年生より英語が必修科目になっていますが、韓国では20年以上前の1997年より小学校3年生から必修科目になっています。これは日本よりも学歴社会の韓国ならではのことではないかと思います。韓国には「パジュ英語村」という韓国政府が運営している施設があるのも有名です。地域の小学生~大学生、海外留学生を受け入れている英語プログラムの広大な施設です・

いかがでしたか?お隣の韓国とはいえ、日本と違う習慣や驚いた点があったのではないでしょうか?人柄や温かい人が多い韓国が私は大好きです。旅行した際に日本との違いを楽しむのも旅行の醍醐味ですよね。


*この記事は、日本のコリアネット名誉記者団が書きました。彼らは、韓国に対して愛情を持って世界の人々に韓国の情報を発信しています。

km137426@korea.kr