名誉記者団

2022.08.18

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[神戸=栗原みほ (日本)]
[写真・動画=栗原みほ]

韓国と日本、両国とも猛烈の暑さが続いている今年の夏。
v 夏の夜を楽しみながらの「チメク」を本場韓国で味わいたいし、フワフワのピンスも食べたい!コロナで閉ざされていた空の便も徐々に増え、韓国旅行が実現のものとなった。

その魅力満載夏の韓国の事を考えてみる。

「韓国夏の食べ物」といえば何が思い浮かぶだろうか。ピンス? チキン? 冷麺?

韓国の夏に3回訪れる伏日(2022年の初伏:7月16日、中伏:7月26日、末伏:8月15日)に韓国の方が食べると言われている参鶏湯もまた、韓国の夏には外すことのできない料理ではないだろうか。이열치열(以熱治熱)といった、暑気払いの意味をこめた、あえて真夏に熱々料理!それも良い。

筆者のInstagramで実施したアンケート

筆者のInstagramで実施したアンケート


そこで私のInstagramストーリーにてこんな質問をしてみた。
『夏の韓国料理と言えば何ですか?』
あわせて友人にもアンケートをとり、合計32人の方々に協力して頂いた。

圧倒的に『コングクス』という回答が多く、『冷麺』『チキン』など人気の料理から『ムルフェ(水刺身』という私もここで初めて知った料理まで。興味深い結果となった。

1位:コングクス(9票)
2位:冷麺(5票)
3位:ピンス(4票)
4位:チキン(3票)
5位:ピビン麺(2票)
各1票:スンドゥブ、参鶏湯、サムギョプサル、ピビンバ、プデチゲ、ナクチポックン、スイカのフルーツポンチ、ミルミョン、ムルフェ

以上の結果から、夏は麺に人気が集まる!ということがわかった。

実際の韓国でもコングクスは夏の定番メニューとしてお馴染みなようだ。日本でも夏になると素麺や、冷やし中華が食べたくなるように、韓国もまた喉越しの良い麺料理が好まれるようだ。日本のような『冷やし中華はじめました』ならぬ『コングクスはじめました』の看板はあるのだろうか?いつか夏の韓国旅行で探してみようと思う。

大阪・鶴橋にある韓国料理店「母の味」で食べたもの

大阪・鶴橋にある韓国料理店「母の味」で食べたもの


コングクスは、「コン(豆)+ククス(麺)」のことで、冷たい豆のスープで頂く麺料理。手作りしたいが、一度も食べたことがないため、味の想像ができない。

この夏こそは!と、鶴橋の美味しい韓国料理やさん『엄마맛집 母の味』に『コングクス』を食べに行ってきた。そしてお店の社長さんに色々お話しを伺ってきた。

―コングクスは昔からメニューにあったのですか?
いいえ。店をはじめたばかりの頃はまだ作っていなくて、コロナ禍になってからの2年くらいです。韓流ブーム再来でドラマや韓国情報から『コングクス』の名前が日本でも知られるようになり、スタートしました。豆を茹でるところから全て手作りしています。

―韓国人のオーナーさんが思う『夏の韓国料理』とは?
韓国の夏は冷たいコングクスと、温かい参鶏湯!どちらも暑い夏に負けない身体を作ろうと栄養たっぷりな韓国料理です。韓国人は家族の健康を願ってみんなで食事時間を楽しみます。日本のお客様も年々コングクスを注文する方が増えています。皆さまもぜひ韓国夏の定番食コングクスを食べてみてください。

「母の味」の社長さん

「母の味」の社長さん


コングクスは手間がかかるようで、鶴橋でもメニューにあるお店は少なく、母の味にたどり着いた時は嬉しさひとしおだった。鶴橋のスーパーの方にきいたところによると、今、日本の韓国スーパーではコングクスのスープのもとになるものが売っていたり、ネットのレシピも豊富。『コングクス』を自分で作る人がふえているそうだ。

今回の記事を書きながら私なりに韓国の夏をイメージして韓国料理を作ってみた。チメク(チキン+ビール)、初めて作ったコングクス、キムチ、ピンスなど。

最近は長いコロナ禍でストップしていた韓国旅行が再開した。韓国のビザマルチパスも発給され、日本中の韓国loversが連日韓国へ旅立っている。渡韓できるようになっても、『日本にいながら味わう韓国』も、もっともっと研究したいと思う。安全に楽しく本場韓国へ韓国料理を食べに行きたい!と強く願いながら。



*この記事は、日本のコリアネット名誉記者団が書きました。彼らは、韓国に対して愛情を持って世界の人々に韓国の情報を発信しています。

km137426@korea.kr