【文・写真・映像=鈴木 理麻】
「복주머니(ポクチュモニ)」のビーズ刺繍
韓国では旧暦が今でも使われています。
そのため、韓国のお正月は新暦と旧暦の2回お祝いします。
むしろ旧暦のお正月の方が、新暦のお正月より大きな行事かもしれません。
2024年の旧暦の1月1日は2月10日です。
前日の2月9日から12日までは連休になります。
旧暦の1月1日は「ソルラル」と呼ばれています。
「ソルラル」には日本のお雑煮のようなトックッを食べたり、
お年玉のような「セベトン」を子ども達に渡します。
セベトンは「ポクチュモニ(福の袋)」に入れて渡します。
日本のお年玉を入れる紙の封筒の役割をしています。
ポクチュモニは、古くは災いを防ぎこれから迎える1年が健康であることを祈る意味として、
小豆などの穀物を入れて渡したのが由来だと言われています。
今回はそんな「복주머니(ポクチュモニ)」をビーズ刺繍してみました。
韓国の人たちにとって最も大切な名節の一つである「ソルラル」の挨拶である
『새해 복 많이 받으세요(セヘボンマニパドゥセヨ)』は、
日本の「あけましておめでとうございます」の意味です。
それでは皆さん、一緒にお祝いしましょう!!
セヘボンマニパドゥセヨ!
*この記事は、日本のKOREA.net名誉記者団が書きました。彼らは、韓国に対して愛情を持って世界の人々に韓国の情報を発信しています。
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