政策

2016.08.16

11日にソウルで「国土管理・都市開発・住宅協力」のための覚書を締結した姜鎬人(カン・ホイン)国土交通部長官(左)とカンボジアのチア・ソピラ国土管理都市計画建設相が記念撮影をしている

11日にソウルで「国土管理・都市開発・住宅協力」のための覚書を締結した姜鎬人(カン・ホイン)国土交通部長官(左)とカンボジアのチア・ソピラ国土管理都市計画建設相が記念撮影をしている



韓国がカンボジアの「スマートシティ」開発を支援することにした。

国土交通部(以下、国土部)は16日にカンボジアの国土管理都市開発建設省と「国土管理・都市開発・住宅協力」のための覚書を締結した。両国は、まずはカンボジアの港湾都市であるシアヌークビルに韓国の都市開発の経験と情報通信技術(ICT)を基に水管理・交通・エネルギーなどの都市インフラを融合させたスマート都市を建設することで合意した。

首都のプノンペンから230km離れたシアヌークビルは、20万人の人口が暮らすカンボジア唯一の港湾都市。カンボジアで海が見られる唯一な都市であるため、早くからリゾート地として開発されたが、インターネットや交通などの都市インフラはまだ劣悪な水準にとどまっている。

国土部の関係者はこれについて「スマート水管理など、都市問題をICTを活かして解決してきた韓国の経験からシアヌークビル港の乱開発で悩むカンボジアにソリューションを提案する」と述べた。

韓国とカンボジアの政府関係者らが11日に「国土管理・都市開発・住宅協力」のための覚書を締結してから団体撮影をしている

韓国とカンボジアの政府関係者らが11日に「国土管理・都市開発・住宅協力」のための覚書を締結してから団体撮影をしている



今回締結された覚書には、韓国の公共住宅制度を基にカンボジア公共住宅のモデル構築を支援するという内容も盛り込まれた。両国は国土部、法制処、韓国土地住宅公社(LH)が協力する「カンボジア・プノンペンにおける公共住宅の事業化モデルの構築研究」からプノンペンの住居現状を調べ、土地の確保・開発・供給制度・公共住宅の供給基準などを定める計画。プノンペンを中心とするモデル事業は来年8月から開始される。

コリアネット ソン・ジエ記者
写真:国土交通部
翻訳:イム・ユジン
jiae5853@korea.kr