政策

2016.12.22

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国防部の韓民求長官(左から2番目)がアンゴラのジョアン・ローレンソ国防相(右)との会議に先立ち国防部の庁舎を案内している=19日

国防部の韓民求長官(左から2番目)がアンゴラのジョアン・ローレンソ国防相(右)との会議に先立ち国防部の庁舎を案内している=19日



韓国とアンゴラが初めての国防相面談を行った。1992年の国交樹立以来初めてのことである。

国防部の韓民求(ハン・ミング)長官とアンゴラのジョアン・ローレンソ国防相は19日、国防部庁舎で国防協力における覚書(MOU)締結の推進、ハイレベル人事交流の拡大、軍事教育での交流開始、防衛産業における協力の活性化方策などについて議論した。

今回の面談で韓長官は北韓の第5回核実験など韓半島を取り巻く最近の安保状況を説明し、アンゴラが北核の問題を解決するための国際社会の協調に参加するよう要請した。昨年から任期2年の国連安全保障理事会(以下、安保理)の非常任理事国になったアンゴラは「国連安保理での対北制裁決議第2270号」を採択しとき安保理議長国を務めた。

外交部の尹炳世長官(右)がソウル政府庁舎でローレンソ国防相(左)と面談している=19日

外交部の尹炳世長官(右)がソウル政府庁舎でローレンソ国防相(左)と面談している=19日



この日ローレンソ国防相は外交部の尹炳世(ユン・ビョンセ)長官とも面談した。

外交部で会った2人は両国関係の発展方策、経済・通商、国防協力、韓半島の情勢などについて意見を交わした。

尹長官は「来年の国交樹立25周年を控えてハイレベル交流を含め両国の友好協力関係が持続的に発展している。エネルギー・建設から防衛産業など様々な分野にいたるまで協力が拡大しているだけに、韓国にとってはアフリカおける3大貿易国であるアンゴラとの経済多角化に向けて積極的に取り組んでいきたい」と述べた。

これに対してローレンソ国防相は「アンゴラと似た歴史と背景をもつ韓国が早いスピードで産業発展を果たした経験を積極的に共有すると共に多くの韓国企業がアンゴラの多様な分野に投資することを要請したい。とくに造船所、製鉄所、水力発電所、建設、エネルギー分野への投資を期待している」と応えた。

コリアネット イ・ハナ記者
写真:国防部、外交部
翻訳:イム・ユジン
hlee10@korea.kr