国民権益委員会のパク・ウンジョン委員長(中)=国民権益委員会
[イ・ジヘ、イ・ギョンミ]
文在寅(ムン・ジェイン)政権発足以来、腐敗認識指数(Corruption Perceptions Index、CPI)の評価結果が3年連続上昇した。
国民権益委員会は23日、汚職・腐敗防止活動を展開する国際的NGOトランスペアレンシー・インターナショナル(TI,本部ベルリン)が発表した2019年度のCPI評価で、100点満点で59点を獲得し、調査対象国180カ国のうち39位となったことを明らかにした。CPIは、TIが毎年、国や地域別にその公的部門がどの程度腐敗しているか、点数化して毎年ランキング形式で公表しているもので、この分野では国際的に認知されている指標である。
韓国のCPIは2016年に52位だったが、文政権が発足してから2017年には51位、2018年には45位と、徐々に上昇してきた。
CPI以外にも、韓国の腐敗水準に対する国際社会の認識が改善したことが分かるものがある。
欧州反腐敗国家力量研究センター(European Research Centre for Anti-corruption and State-Building)が去年12月に発表した2019年度の国別公共の清廉性指数(IPI, Index of Public Integrity)の評価結果によると、韓国は調査対象国117カ国のうち19位、アジアで1位となった。
また、贈収賄(ブライバリー)防止基準の設定で有名な米国の企業TRACEが、200カ国を対象にビジネス贈収賄リスクを測定する2019年版TRACE Bribery Risk Matrixで23位となった。
このように、韓国に対する国際社会の前向けな評価は、韓国政府が国を挙げて取り組むと同時に、官民が力を合わせて反腐敗改革に向け努力していることが功を奏しているとみられる。
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