政策

2024.11.08

大統領官邸でドナルド・トランプ氏と電話で話している尹錫悦大統領=7日、ソウル・龍山区、大韓民国大統領室

大統領官邸でドナルド・トランプ氏と電話で話す尹錫悦大統領=7日、ソウル・龍山区、大韓民国大統領室


[ユン・ソジョン]

尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領が7日、第47第大統領として当選が確実になったドナルド・トランプ前大統領と通話を行い、会合を早期に実施することで意見が一致した。

国家安保室の金泰孝(キム・テヒョ)第1次長はこの日、大統領室のブリーフィングで「尹大統領が午前7時59分から約12分間、トランプ氏と電話で話した」とし、「会合を早期に実施することで意見が一致した」と明らかにした。

金次長は、「尹大統領とトランプ氏は、北朝鮮の状況とウクライナへ派兵中の北朝鮮について議論し、緊迫したウクライナ戦況に懸念を示した」と伝えた。

金次長は「日増しに高まる北朝鮮の核開発、大陸間弾道ミサイル(ICBM)発射、相次ぐ弾道ミサイル発射、汚物風船の落下問題、西海上で韓国船舶と民間人の安全を脅かすGPSのかく乱問題についても状況を共有した」とし、「このようなすべての問題について、会合を通して具体的に議論を行う必要があることで合意した」と話した。

尹大統領はこの日、トランプ氏に大統領選挙の勝利を祝い、「リーダーシップを発揮し、今後、グレート・アメリカ(偉大なアメリカ)を導いていくことを願う」と述べた。また、「韓米同盟を通して、安保と経済、すべての領域において緊密なパートナーシップを継続していこう」と付け加えた。

尹大統領は韓国、アメリカ、日本の協力と関連し「3国の協力関係が日々強くなってきている。トランプ前大統領の寄与があったので、キャンプ・デービッドでの合意を基にして、このような協力関係が構築された」と評価した。

トランプ氏は、「アメリカと韓国が協力関係を継続することを期待する」と答えた。両国は今後インド・太平洋地域、韓半島、グローバルレベルにおける共同のリーダーシップを構築していくことで意見が一致した。

arete@korea.kr