G20首脳会議で発言する尹大統領=18日(現地時間)、ブラジル・リオデジャネイロ、大韓民国大統領室
[イ・ダソム]
尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領は18日(現地時間)、ブラジルで開催された主要20カ国・地域(G20)首脳会議のセッション1に出席し、アフリカの食料危機に対応するために100万ドル(約15億4245万円)規模の支援を年内に行うことを約束した。大統領室が発表した。
尹大統領は「今後、G20の飢餓や貧困を乗り越える取り組みに積極的に参加する」という意向を示した。
また、G20が設立する「Global Alliance Against Hunger and Poverty(GAAHP、グローバル飢餓・貧困撲滅連合)」に加盟することを宣言した。
GAAHPは、今年のG20議長国を務めるブラジルが提案したもの。飢餓・貧困を撲滅する政策の開発・履行に向け、支援を要請する国と支援を提供する国、または機関をつなげるプラットフォームの役割を果たす。
韓国はGAAHP加盟をきっかけに、国連世界食糧計画(WFP)を通じた食料支援の規模を、来年には15万トンに拡大する。昨年は5万トン、今年は10万トンだった。
また、来月にソウルで開催される世界銀行国際開発協会の財源補充会議を通じて、開発途上国に対する支援を2021年に比べて45%増額させる計画だ。
尹大統領は、「韓国は新興経済国と共生のパートナーシップを強化し、開発途上国と先進国をつなぐ繁栄の架け橋の役割を果たしていく」とし、「飢餓や貧困を根本的に解決する方法は開発途上国の成長である。G20は、開発途上国の成長エンジン作りに対する支援を力を合わせて行う必要がある」と強調した。
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