ベルギーを訪問中の李明博(イ・ミョンバク)韓国大統領は10月5日、来月開かれるソウルG20(主要20カ国)首脳会議の目標について、「強く持続可能でバランスの取れた世界経済の枠組みを設け、国際金融機関改革と金融規制改革を着実に履行するつもりだ」と述べた。
同日、第8回ASEM首脳会議(アジア・欧州首脳会議)の閉幕直後に開かれた調整国共同記者会見で李大統領は、「ソウルG20首脳会議はG20のこれまでの成果を基に危機後まで見通す長期的ビジョンを持って、『危機を乗り越えて共に成長する』をモットーにした」と明らかにした。
続けて李大統領は、「ここでの真剣な討議と意見集約は、ソウルG20首脳会議の成果を高めるのに大きく貢献するだろう」とし、「今回のASEMでこれまでの活動を評価し、世界経済の回復に必要な改革を達成するため、G20との積極的な協力を確約してくれたことを高く評価する」と述べた。
また、「ASEM諸国の首脳らがソウルG20首脳会議に大きな期待を表明し、会議の成功のため積極的な協力を約束してくれたことに対して感謝する」とし、「韓国政府はASEMメンバー国をはじめとする多くの諸国の協力を基に、G20ソウル首脳会議の成功のため最善を尽くすつもりだ」と述べた。
李大統領は今回のASEMの成果について、「最も大きな成果は『世界経済ガバナンスに関するブリュッセル宣言』を採択したこと」とし、「世界経済危機を克服し、より効果的な世界経済ガバナンスを樹立するための強力な政治的意志の表明だと考える」と評価した。
さらに、「共同の課題に対してASEMメンバー国間の具体的な政策協調を強化することにしたのは大変重要な成果だ」と強調した。
第8回ASEMは、48メンバー国の首脳および代表らが議長声明と「世界経済ガバナンスに関するブリュッセル宣言」を採択することで2日間の日程を終え、閉幕した。
(翻訳Korea.net MihokoW.)