「2015―2016韓仏相互交流の年」の閉幕イベントとして「韓仏宇宙フォーラム」が開かれ、参加者らが両国の宇宙協力策について議論している=12日、新羅ホテル
韓国とフランスの友好を象徴する「2015―2016韓仏相互交流の年」が韓仏宇宙フォーラムで幕を閉じた。
12日の閉幕式に先立って開かれた「韓仏宇宙フォーラム」には宇宙関連の両国政府機関・企業・研究機関・学界の関係者らが参加した。
韓仏初の宇宙フォーラムは3部構成で、参加者らは「宇宙政策」「宇宙産業と未来の挑戦課題」「気候変動・教育・人材育成」のテーマで未来に向けた両国の協力策について議論した。とくに第2部ではフランスの代表企業アリアンスペース・タレス・エアバスD&S・ASLと韓国のハンファテックウィン・韓国航空宇宙産業・セトレックアイ・ケイティサットなど両国の宇宙産業界の企業が参加し宇宙開発における企業の役割について深く議論した。
未来創造科学部の崔陽熙長官が「韓仏宇宙フォーラム」に出席し宇宙協力を強化するとした両国政府の意志を明かしている
韓国とフランスは1990年から2015年までのおよそ20年間5回にわたり宇宙技術協力覚書を締結するなど、衛星開発・宇宙センターの建設・教育分野などで協力してきた。とくに両国の宇宙協力において韓国航空宇宙研究院は2002年にフランス国立宇宙研究センター(CNES)と宇宙センター建設のための技術諮問覚書を締結したほか、2015年には羅老(ナロ)宇宙センターの発射台分野で協力した。
未来創造科学部の崔陽熙(チェ・ヤンヒ)長官は「およそ20年前、我々は衛星『ウリビョル1号』の発射をきっかけに宇宙開発の節目ごとにフランスと協力してきた。両国の多様な宇宙開発テーマが科学的知識と結びつき、自由に拡散されれば、宇宙技術の革新を起こせるはず」と力を込めた。
コリアネット ユン・ソジョン記者
写真:韓国航空宇宙研究院
翻訳:イ・スミン
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