科学技術

2024.07.05

上岩洞の自動運転車のテスト運用地区に、案内の表示板が設置された=先月13日、ソウル・麻浦区、聯合ニュース

上岩洞の自動運転車のテスト運用地区に、案内の表示板が設置された=先月13日、ソウル・麻浦区、聯合ニュース


[キム・ヘリン]

韓国政府が自動運転技術の安定的な拡散に向けて、全国主要道路の自動運転の難易度に関する情報を盛り込んだマップを作る。

国土交通部は今年、高速道路、国道、地方道などの主要道路網に関する自動運転マップを構築する予定だと3日、明らかにした。

国土交通部は昨年、全国国道の区間評価を終え、今年は地方道に評価を行っている。韓国道路公社も今年末までに、民間資本区間を除いて高速道路の評価を行う予定だ。

自動運転マップには、テスト走行などで得られた自動運転の難易度情報も盛り込まれる。テスト走行は、道路の構造や交通の流れ、交差点のタイプなど、自動運転に影響を及ぼす要素を考慮して行われる。

テスト走行の段階では、一般的な走行状況のみならず、夜間や霧、濡れた路面、前方に事故が発生した状況など想定し、走行安定性に及ぼす問題を確認する。

国土交通部のパク・ジンホ自動運転政策課長は「自動運転技術の実現に関連し、道路環境の客観的データの作成に取り組む。マップの活用で、自動運転の商用化が実現できるようにしたい」と述べた。

kimhyelin@korea.kr