[コ・ヒョンチョン]
科学技術情報通信部は「2024年国家研究開発優秀成果100選」を17日、発表した。
「国家研究開発優秀成果100選」は、2006年から毎年発表されている。今年は、6つの分野から2件ずつ、12件を最優秀成果として選定した。
機械・素材分野では、「フォトリソグラフィーおよびナノインプリントリソグラフィーの融合を通じてメタレンズを大量生産できるオンラインプラットフォームの開発」と「折り紙のように多様な形に折ったり広げたりできるDNAナノ技術の開発」が最優秀成果として選定された。
生命・海洋分野では「次世代遺伝子はさみプライムエディタの効率を予測できるAIモデルの開発」と「RNA干渉を通じたがん誘発遺伝子の調節に必須であるダイサー酵素の構造究明」が最優秀成果として選定された。遺伝子の発現を調節する核心的酵素であるダイサーの構造を世界で初めて究明し、希少がんの治療に寄与することが期待される。
エネルギー・環境分野では、「半導体製造用の超純水、国産化技術」と「2次電池素材の市場におけるゲームチェンジャー、負極源泉素材の開発および事業化」が最優秀成果として選定された。
情報・電子分野では、「指の動きを認識できる電子皮膚および信号処理のための組込みロジックコントローラーの開発」と、「敵の弾道弾への対応能力の強化および韓米の連動が可能な作戦統制体系、韓国国内初開発・戦力化」が最優秀成果として選定された。
融合分野では、「生体組織の硬化度を超音波で正確に探知できるナノ-磁性バブルの開発」と「リアルタイム災難・災害精密捜索に向けた世界初の5G移動通信基盤のDNA+ドローンプラットフォーム」が最優秀成果として選定された。
純粋基礎・インフラ分野では、「新概念の量子コンピュータの礎石、原子スケールキュービット開発」と「NASA/Artemis/CLPS民間月着陸船搭載用の月・宇宙環境モニター(LUSEM)の開発」が最優秀成果として選定された。
科学技術情報通信部のリュ・グァンジュン科学技術革新本部長は、「技術覇権競争がますます拡大する中、研究成果は最も重要な国の資産である」とし、「産業につながるような生態系づくりに向けて、関係部署と持続的に努力していく」と話した。
hjkoh@korea.kr