科学技術

2025.03.19

韓国の研究チームが、リチウムバッテリーの充電時間を15分に短縮させた=アイクリックアート(上記の写真は著作権法に基づき無断転載及び再配布を禁じます)

韓国の研究チームが、リチウムバッテリーの充電時間を15分に短縮させた=アイクリックアート(上記の写真は著作権法に基づき無断転載及び再配布を禁じます)


[コ・ヒョンチョン]

今後、電気自動車のバッテリーが常温で15分以内で充電できるようになる。

韓国科学技術院(KAIST)は、生命化学工学科のチェ・ナムスン教授率いる研究チームが、新素材工学科のホン・スンボム教授率いる研究チームと協力し、新しい電解質溶媒の「イソブチロニトリル(isoBN)」を開発したと17日、明らかにした。

「イソブチロニトリル」は、バッテリー内のリチウムイオンの移動を極大化する。研究チームは、リチウム電着やバッテリー寿命の短縮など、高速充電をする際の問題も解決した。リチウムイオン電池の充電速度を向上させる基盤を整えた。

今回の研究は、国際学術誌「アドバンスドマテリアルズ(Advanced Materials)」に11日に掲載され、その革新性が認められた。

チェ・ナムスン教授は「今後、エネルギー貯蔵システム(ESS)やドローン、宇宙航空産業などのあらゆる分野で、リチウムイオン電池の高速充電技術が実用化されると期待する」と話した。

hjkoh@korea.kr