科学技術

2025.03.27

科学技術情報通信部の記者室で、先天性二分脊椎症の原因について説明するキム・サンウ教授=25日、世宗、聯合ニュース

科学技術情報通信部の記者室で、先天性二分脊椎症の原因について説明するキム・サンウ教授=25日、世宗、聯合ニュース


[コ・ヒョンチョン]

韓国の研究陣が、先天性二分脊椎症の原因を世界で初めて解明した。

科学技術情報通信部は27日、延世(ヨンセ)大学のキム・サンウ教授率いる研究チームが、先天性二分脊椎症の原因を明らかにしたと発表した。

今後、神経系先天性疾患の原因の解明はもちろん、新たな予防法の開発や疾病の予測モデルの開発など、遺伝疾患の研究に活用されると期待される。

二分脊椎症は、妊娠中に胎児の神経管が完全に閉じられなかった場合に発生する先天的奇形だ。 発生率が高く、分娩3000件あたり1件といわれている。症状い場合には、脊髄髄膜瘤が現れ、歩行障害や感覚異常などが生じる。

キム・サンウ教授は「神経管欠損疾患に対する予防法の開発だけでなく、自閉症のような遺伝的変異や環境的要因による複合疾患の研究にも活用できるだろう」と話した。

hjkoh@korea.kr