科学技術

2025.04.09

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ハイパーループのイメージ=国土交通省

ハイパーループのイメージ=国土交通省


[コ・ヒョンチョン]

韓国政府がハイパーループの技術開発に本格的に乗り出す。

国土交通部は9日、今年から3年間「磁気浮上推進システム」の技術開発に向けて、総事業費127億ウォンを投入することを明らかにした。

ハイパーループとは、車体を磁力で浮上させ、真空に近い低気圧(0.001~0.01気圧)の管内を高速で移動させる交通手段だ。

チューブの内部は、空気抵抗がほとんどない状態であるため、時速1200km近くの超高速走行が可能だ。速いだけでなく、環境にも優しい上、気象の影響をあまり受けない。

ハイパーループならソウルから釜山(プサン)まで20分以内で行ける。時速約300kmの韓国高速鉄道(KTX)の場合、無停車でも1時間52分かかる。

国土交通部のユン・ジンファン鉄道局長はハイパーループの研究開発について「地域均衡発展と人口減による地方消滅問題の解消につながる」とし、「鉄道におけるグローバル市場をリードし、世界中に広まっていくことを期待する」と述べた。

hjkoh@korea.kr