ドライブスルー方式で販売している刺身を買うために並んでいる車の行列=22日、浦項市、浦項市庁提供
[イ・ギョンミ]
新型コロナウイルスの感染が広がっている中、韓国が開発した「ドライブスルー方式」の選別診療所に世界の注目が集まっている。迅速かつ安全に検査を行えるため、米国、日本、ドイツなどの多くの国が導入している。
新型コロナの予防に向け、社会的な距離の確保が強調されている今、接触を最低限に抑えられる「ドライブスルー方式」。最近は選別診療所だけでなく、流通業界や教育界など、様々な分野にまで拡大している。
まず、ドライブスルー方式の刺身販売。
浦項(ポハン)市は新型コロナの影響により、販売不振に陥っている水産業者のため、その場ですぐ食べられるように下ごしらえをした刺身をドライブスルー方式で販売した。これが行列ができるほど好評を博したことを受け、全羅北道(チョルラプクト)の高敞(コチャン)郡はイチゴ、大田(テジョン)市は花、慶尚南道(キョンサンナムド)の昌原(チャンウォン)市は牛乳の販売にドライブスルー方式を導入している。
新型コロナウイルスの影響により3回も延期となった開校が、4月6日に決まった。新しい教科書の配布にもドライブスルー方式が導入された=19日、慶尚北道、聯合ニュース
軍の入隊現場にもドライブスルー方式が導入された。国防部は、入隊イベントをキャンセル、または縮小して行い、見送りに来た家族の出入りを禁止している=9日、江原道・鉄原郡、聯合ニュース
新型コロナの感染拡大防止に向け、保育園も休園し、家で過ごす子どものために、おもちゃを貸し出す自治体が増えている。ホームページなどで予約した人に、消毒したおもちゃをドライブスルー方式で貸している=24日、全州市、全州市育児総合センター提供