キムチを使ったブルスケッタを食べる英国人の様子=世界キムチ研究所
[ソ・エヨン、キム・ウニョン]
[映像=YouTube Channel seoulsisterskimchi]
韓国を代表する発酵食品「キムチ」が、海外で大変身を遂げている。
米ニューヨークに本店がある「Shake Shack(シェイク・シャック)」は1月、限定メニューとしてコチュジャンバーガーを販売した。コチュジャンソースとゴマが入っており、ヤンニョムチキンの味がする。レタスの代わりに細かく切った韓国製の白キムチを使ったのが特徴。
韓国企業「Food Culture Lab(フード・カルチャー・ラボ)」は昨年4月、キムチシーズニング(キムチ粉パウダー)を通販サイト「Amazon」で販売を始めて2週間で、チリパウダー部門で1位を記録した。ふりかけて簡単に食べられ、料理の味を引き立たせるのが特徴。パスタ・ピザとの相性が抜群であるというコメントが相次いだ。ネット上では「モクバン(食べる放送)」の素材として話題となった。
また、米国や英国の有機農食品メーカーでは、「キムチジュース」を販売している。キャベツと人参、唐辛子を発酵させたもので、ソースとしても使われる。
米国企業「Gold Mine(ゴールドマイン)」は、韓国キムチの特徴として「ピリッとしたさわやかな辛さ」を挙げた。だが、辛いものが得意ではない人のために、ほどよい辛さでキムチを楽しめるキムチジュースを作ったという。
キムチを使ったジュース(左・英Loving Foods)とバーガー(米Shake Shack)
このほか、キムチを入れたコールスローやサルサなども人気を集めている。
世界キムチ研究所の閔昇基(ミン・スンギ)研究員は、海外での人気について「健康に良い野菜や乳酸菌の多い食品として注目されている」と分析した。「固有の味を維持しながらも外国人の好みに合う製品を開発すれば、キムチの人気はさらに高まるだろう」と語った。
農林畜産食品部が行った、昨年8~9月の調査結果によると、米国や中国、日本などの16都市で最もよく食べられる韓国料理として「キムチ」が選ばれた。
xuaiy@korea.kr