チリのサンティアゴで韓国語を勉強する学生たち= 世宗学堂
[チョン・ハスン、キム・ウニョン]
教育部は10日、海外の小中学校で使う韓国語指導教材に韓国文化と歴史を強化するという方針を決めた。
海外で韓国語を教える小中学校が増えている。2018年には28カ国1495カ所だったが、2020年には39カ国1669カ所に増えており、16万人以上が勉強しているという。
韓国語教育専門家60人が開発した教育課程は教育部公式ホームページで公開される。韓国の7人組男性ヒップホップグループ「防弾少年団(BTS)」の曲や、韓国の歴史などを題材に用いて、レベルごとに基礎表現と文法を学習できる内容になっている。
兪銀恵(ユ・ウンヘ)社会副首相兼教育部長官は、「教育課程と内容を強化し、韓国語の国際通用性を高めたい」とし、「韓国語を正規課目として採択する動きが活発になるだろう」と語った。
一方、国立国語院が10日に公開したデータによると、外国人が最も多く使う韓国語単語として「サラム(人)」が選ばれた。調査対象は、中国・日本・ベトナム・米国・ロシア出身の韓国語学習者。次いで「チング(友だち)」「センガク(思い)」「ッテ(時)」「イル(仕事)」「コンブ(勉強)」「チプ(家)」の順。
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