仁川国際空港の第1ターミナルの風景=3日、仁川、聯合ニュース
[ユン・ヒヨン、キム・ウニョン]
韓国で新型コロナウイルスの感染者が急増している。それにもかかわらず、死亡率が低いのは、「高いワクチン接種率」がその要因であるという。米CNNが1日(現地時間)、韓国のコロナによる死亡率に注目した。
CNNは、新型コロナの感染者が急増している国として「韓国」「ニュージーランド」「ベトナム」を挙げた。韓国の場合、政府が十分なPCR検査を行っており、厳しい規制を緩和したことが背景にあると分析した。
そして、新型コロナによる死亡率が低いことに注目し、「重症化リスクの高い患者や65歳以上の高齢者を対象に接種した」と説明した。
世界保健機関(WHO)が3月21日に公表した新型コロナの致命率の統計によると、韓国は0.13%で、米国(1.22%)や、英国(0.8%)、ドイツ(0.65%)、フランス(0.58%)より低かった。
保健福祉部中央事故収拾本部の孫映萊(ソン・ヨンレ)社会戦略班長が3月23日の記者会見で「韓国でオミクロン株の流行が収まれば、日常生活に復帰できるだろう」と述べた。
新型コロナのワクチン接種率。左から、韓国、シンガポール、香港、ニュージーランドの順=CNN公式ホームページ