社会

2023.04.26

韓国のある病院で受診する外国人患者=仁川観光公社

韓国のある病院で受診する外国人患者=仁川観光公社


[シャルル・オデゥアン]

新型コロナウイルスで落ち込んでいた韓国医療観光が活気を取り戻している。

保健福祉部の発表によると、昨年医療サービスを利用するために韓国を訪れた外国人患者数は、前年比70.1%増の24万8000人だった。

外国人患者数は2009年以降、着実に増加し、2019年には過去最多の49万7000人だった。

昨年は192カ国・地域の外国人患者が韓国の病院を訪れた。国籍別でみると、米国(17.8%)が最も多く、次いで中国(17.7%)、日本(8.8%)、タイ(8.2%)、ベトナム(5.9%)の順だった。

米国と中国は、前年比それぞれ52.6%増、56.8%増となった。韓国の整形外科と皮膚科を訪れる日本人患者数は1年で6倍以上に増えた。

一般内科、感染症内科、家庭医療などを合わせた内科統合診療は、全診療科目の22.3%を占め、最も多かった。次いで、整形外科(15.8%)、皮膚科(12.3%)、健康検診センター(6.6%)の順だった。2021年に比べ、皮膚科(201%)と整形外科(177.7%)を訪れる外国人患者数は大幅に増えた。

保健福祉部は「整形外科と皮膚科を訪れた患者数が増加したことが、外国人患者数増加の主な原因とみられる」と説明する。

▲ 한국 한 병원에서 진료를 받는 외국인 환자의 모습. 인천관광공사

▲ 2009~2022년도 연도별 외국인 환자 및 방한 관광객 수. 보건복지부