韓国語共有学校の入学式で記念撮影をする多文化家庭の子どもたち=17日、京畿道・安山、京畿道教育庁
[ホン・アンジ]
多文化家庭(国際結婚家庭など)の子どもを対象に韓国語の集中教育を行う「京畿(キョンギ)韓国語共有学校」が17日、京畿道・安山(アンサン)に開校した。韓国では初めて。
京畿韓国語共有学校は、韓国語に慣れていない小中高校生の多文化家庭の子ども・生徒たちに、韓国語の集中教育、二重言語教育、心理相談など、様々な教育の機会を提供する。短期(60日)と長期(1学期)のコースがある。自治体は施設を提供し、教育庁はプログラムの構成や予算を提供する、地域連携事業となる。
17日に開校した学校の場合、安山教育支援庁が直接運営し、退職した教師4人が韓国語の教育を担当する。
京畿道に住む多文化家庭の子ども・生徒は、4万8966人と韓国で最も多い。全国の26.2%に相当し、増加傾向が続いている。
安山を皮切りに、東豆川(トンドゥチョン)、南楊州(ナミャンジュ)、始興(シフン)など、京畿道全域に拡大する予定だという。
京畿道教育庁の担当者は、「韓国語を集中教育することで、多文化家庭の子ども・生徒たちが持つ強みを伸ばし、グローバル人材へと成長できるよう支援できる」と説明した。
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