>国際民間航空機関(ICAO)総会で演説する国土交通部の元喜龍長官=4日、カナダ・モントリオール、国道交通部
[イ・ギョンミ]
カナダ・モントリオールで開かれている国際民間航空機関(ICAO)の総会で4日(現地時間)、理事会(36カ国)メンバーの選挙が行われ、韓国が8期連続で再選された。任期は3年。
ICAOは、国際民間航空分野の発展や安全向上を目的とする国連の専門機関。航空機の製造や運送、管制など、民間航空関連の政策や国際基準を決定し、それを履行するための指針を提供する役割などを果たす。現在、193カ国・地域が加盟している。
ICA理事会は、3年ごとに行われる総会での選挙を通じて選ばれた36の加盟国から構成される。総会で決まった航空政策の執行を決定・監督し、航空分野の国際基準の採択、国際航空紛争の仲裁・調停など、立法・司法・行政の権限を持つ、ICAOの中心的な意思決定・執行機関である。
第1カテゴリー(航空運送において最も重要な国)、第2カテゴリー(国際民間航空のための施設の設置に最大の貢献をする国)、第3カテゴリー(その国を指名すれば世界のすべての主要な地理的地域が理事会に確実に代表されることになる国)に分けて選出されるが、選出されてからはカテゴリーの区別をせずに活動することになる。
韓国は第3カテゴリー選挙で、投票総数の174票のうち151票を獲得し、アラブ首長(161票)、エチオピア(154票)、ガーナ(150票)、ジャマイカ(149票)などと共に再選された。
2001年に初めて理事国に選出された韓国は、開発途上国を対象に、航空分野の教育訓練を無償で実施し、韓国の専門家をICAO事務局に派遣するなど、理事国としての責任を果たすために取り組んできた。今後、ICAOの行政システムを現代化するためのデジタル転換事業にも参加する予定。
韓国政府は「今回の再選を受け、韓国が国際民間航空分野の発展に寄与したことを、加盟国が認めたということを確認することができた」とし、「今後も、国際的な航空安全やセキュリティーレベルの向上に向けた支援を続け、航空分野の脱炭素、先端航空技術に関する国際基準作りなど、ICAOの取り組みに積極的に参加する」と明かした。
km137426@korea.kr