韓国と日本が音楽を通じて「融和のメッセージ」を発信する。
韓国のフルートオーケストラ「愛のフルートクワイア」と日本の「湖笛(うみぶえ)の会」が韓日国交正常化50周年を記念し、22日、ソウル瑞草区の芸術の殿堂で開かれるコンサート「ハーモニー・イン・ミュージック(Harmony in Music)」で共演する。

22日、芸術の殿堂で融和のオーケストラ旋律を披露する「愛のフルートクワイア」(写真上)と「湖笛の会」
滋賀県の女性フルーティストで構成されたオーケストラ「湖笛の会」は、今回の公演で、韓国の演奏者とともにヘンデルの「王宮の花火」、グリーグの「ペールギュント組曲-朝」、ドヴォルザークの「スラヴ舞曲」、ハチャトゥリアンの「仮面舞踏会組曲」などを演奏する。
特に、イ・ジュヒ、ペ・ジェヨン、神田寛明、清水信孝など、両国のフルート・ソロ奏者が共演するバッハの「ブランデンブルク協奏曲」は注目に値する。

22日に共演する(左から)日本のフルート・ソロ奏者の神田寛明、清水信孝と韓国のイ·ジュヒ
クラシックのほかにも多様なレパートリーが用意されている。韓国伝統楽器の伽耶琴(カヤグム)奏者、ミン・イシクと、チャング奏者のキム・ギチョルが奏でる伝統旋律がオーケストラ旋律と調和し織り成す「伝統とクラシックの調和」も楽しむことができる。「ポンダンポンダン」「お花畑で」「花」など、両国の民謡や童謡を協演する予定。公演の最後は、100人からなる韓日合同合唱団が一緒に歌う融和の歌で締めくくる。
「愛のフルートクワイア」のペ・ジェヨン芸術監督は、「融和のメロディーを演奏するだけでなく、韓日両国の演奏者が互いに触れ合う交流の場を設け、今後の持続的な交流音楽会の出発点になればと思う」と語った。

韓日国交正常化50周年記念音楽会「ハーモニー・イン・ミュージック」の公式ポスター
コリアネット ソン・ジエ記者
写真提供:ソウルナヌムミュージックグループ
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