
光州市の「伏龍洞遺跡」発掘調査で2千年前の中国の銅銭が大量に出土した
光州(クァンジュ)広域市の古代墓跡から新王朝時代(西暦8~23年)の中国の銅銭「貨泉」が大量に出土した。
東北アジア支石墓研究所は18日、光州市の「ポクリョン(伏龍)洞遺跡」発掘調査の結果、貨泉50点余りが確認されたと発表した。
光州市で貨泉が発見されたのはこれが初めて。発掘された貨泉は、ほとんどが半径2.2〜2.3センチのもので、2.6センチのものもあった。長方形で平面の第1号土壙墓から、短頚壷(頚部が短い壷)が1点、青いガラス玉78個とともに出土した。
これまでに韓国で発見された貨泉は19点で、主に貝塚などの遺跡で確認された。
同研究所は、「貨泉は、ヨンサン(栄山)江流域と南海岸地域、そしてチェジュ(済州)島の限られた地域でしか発見されていない。このことから、当時は中国と直接貿易をしていた政治集団が、韓国南西部の南海岸と栄山江の海上交易路沿いに形成されていたと推測できる」と説明する。
コリアネット イ・ハナ記者
写真提供:文化財庁
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光州市の伏龍洞遺跡から出土した短頚壷1点と青いガラス玉78個