スウェーデン韓国文化院で9月26日から10月4日まで開かれた、「ザ・オウリム」の様子=駐スウェーデン韓国文化院
[ホン・アンジ]
人工知能(AI)など最先端技術と結合した韓国の文化コンテンツが英国で紹介される。
文化体育観光部は、韓国コンテンツ振興院と英国ロンドンサーチ・ギャラリーで、28日から来月5日(現地時間)まで「ハーモニアス・コネクト(Harmonious Connect)」をテーマに、展示「ザ・オウリム(The Oulim)」を開くことを発表した。
韓英の国交正常化140周年を記念して開かれる今回の展示は、韓国の優れた技術力と芸術的インスピレーションが融合した80種の新技術融合コンテンツを披露するために用意された。
展示ではAIのコンテンツ、メタバースおよび非代替性トークン(NFT)コンテンツ、仮想現実(VR)コンテンツ、メディアアートなどの新技術が適用された多彩な文化コンテンツが展示される。
AI技術を活用したデジタル仮想人間のコンテンツとAIを著作する道具をはじめ、BTSと(G)I-DLEのコンサート映像、ドラマ「ウ・ヨンウ弁護士は天才肌」の映像やゲームなど、人気の知識財産(IP)を活用したコンテンツで見どころを提供する。
特に、韓国の伝統文化を素材にした国立中央博物館の「王の行幸、民と共に」、国立国楽院の「宗廟祭礼楽(チョンミョ・ジェレアク)」、ポストメディアの「朝鮮王陵」などをメディアアート作品で見ることができる。
また、メタバース、NFT、VRコンテンツとともにホログラムを活用したゲーム、映画、ドラマ、音楽コンテンツも紹介される。
28日の開幕式には、ネットフリックスのドラマである「イカゲーム」を基盤にしたVRゲームを発売した英国のサンドボックスVRなど、現地の主要コンテンツ企業40社余りと国内企業20社が参加する交流イベントが開かれる。
文化体育観光部のユン・ヤンスコンテンツ政策局長は「『ザ・オウリム』のイベントを通じて、技術と韓流IPが調和した新技術融合コンテンツの魅力と韓国の文化的力量を、英国をはじめとするヨーロッパで披露する」として「今回のイベントが韓国企業にとって新しいチャンスを作りだせる場になるように支援する」と話した。
一方、先月スウェーデンで初めて開催された「ザ・オウリム」は英国に続き12月14日から25日まで東京で開かれる予定だ。
展示「ザ・オウリム(The Oulim)」の公式ポスター=文化体育観光部
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